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ミノキシジルの濃度が効果に違いを生む

櫛で髪を梳かす男性

ミノキシジルには濃度の高さが効果に反映されることは明らかで、臨床試験においても濃度の差と効果の間には明確な相関関係があることが明らかになっています。とりわけ知名度の高いリアップは当初は濃度1%のタイプが販売を開始されましたが、その後はさらに濃度を高めた5%製剤も発売されるに至っています。そこで両者に明確な違いがみられるのか、1%製剤投与群と5%製剤投与群に分けて効果の違いを、実証する臨床試験が実施されました。臨床試験においては毛髪の総量および、毛髪の一本ごとの太さのいずれにおいても、5%製剤に優位に良好なデータが観察されたわけです。医師の目による局所症状の改善を判定した結論においても、5%製剤では改善率が90%を超える結果となったため、5%製剤の販売につながったほどです。
ただしミノキシジルは育毛効果などが出現するまえに、初期脱毛と呼ばれる特徴的な症状を経験するのが一般的です。これは育毛目的で使用しているにもかかわらず、一時的に塗布開始当初の2ヶ月程度は逆に脱毛症状が一時的に悪化すると言うものです。一見すると初期脱毛は、副作用のように誤解する方もあるようですが、これは効果を発揮する過程の不可避の現象の側面をもっているのです。
髪の毛には成長期と休止期・退行期の過程を経て、その一生を終えます。男性型脱毛症では成長期が極端に短くなり、すぐに退行期に入るという異常なサイクルになっています。ミノキシジルには退行期から成長期への移行を促進し、成長期を維持する作用を持っているのです。そのため退行期にある毛髪はむしろ正常な成長サイクルへの移行の過程で、むしろ排除されることになります。そのため一時的に異常な成長サイクルにある頭髪が抜けるので、一時的に脱毛する量が増えてしまいます。しかし初期脱毛が沈静化すれば、育毛効果の出現を期待できます。
ところでミノキシジルは濃度が高くなれば、副作用のリスクが高くなるのも確かです。副作用の出現は有効成分の濃度に依存することによります。ミノキシジルノ副作用でよく見られるのは、赤みが見られたり、頭皮に乾燥やかゆみなどが生じるというものです。赤みがでるのは、ミノキシジルには血管拡張作用をもっているので血流が促進されるためです。また乾燥や痒みなどは刺激症状が関係していると見られています。乾燥や赤みなどは体質的にあっていない可能性があるので、医師や薬剤師に相談するのをオススメします。